2018年 05月 22日
摘みたてを束ねる会のご報告
花屋で働いていた頃、カール・フーシュという憧れのフローリストがいました。
彼はパリの郊外に別荘を持ち、
そこで育てた季節の花を青空の下で束ねている姿に強い印象を受けました。
花屋に並ぶバラやユリやランの豪華さはないけれど
どの植物もやさしく寄り添うように束ねられ
もちろん有名なフローリストなので、それは立派な作品となっていました。
いつかこんなブーケを作ってみたい!
それが今回の企画の原点だったと思います。
庭造りの仕事を始めてから
植栽の相性や性質を知るために、モデルガーデンを作っています。
また季節ごとに切花に向くような花の種を蒔いていて
そこをカッティングガーデンと名づけています。
その2つのガーデンから
朝に私が収穫した植物でブーケを作ってもらいました。
今回収穫できたのは
ニゲラ・グリーンマジック
スイトピー・マツカナ
ホルデューム・ユバツム
ヒロハマウンテンミント
ヒメコバンソウ
ブロンズフェンネル
グレープフルーツミント
キャンディーミント
それに
レースフラワー・グリーンミスト
セントランサス
キイチゴ
を買い足しました。
みなさんもくもくと束ねていました。
葉をちぎるたびにミントの良い香りが漂います。
育てた植物がブーケになる
今までのレッスンでは味わえない不思議な感覚でした。
ご参加くださったみなさま
会場を提供してくださった大和建設さま
貴重な経験をありがとうございました。
翌日束ねたブーケ。
残ったお花と翌日の摘みたてで。